
ブガッティ・ディーヴォの納車開始!完成後には350kmの試験走行、空港での加速や減速テスト、6時間におよぶ塗装チェックを経て出荷されることに
みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを
ご覧いただきありがとうございます。
思い返してみれば、ここ最近のブログは解説してばかりだったので今週は趣向を変えてみようと思います。
「おもいっきりコピペやん」とか「忙しくてブログを書く時間なかったんか」とか「髪切った?」とかいろんなご意見はあるかと思いますが、
おそらくみなさまが感じられたことはほぼほぼ正解です。
来週はがんばります。
いや今週もがんばってたんですよ。
時間が。時間という名のアレが。それはもうアレで。
さて。苦しい言い訳はこのへんにして。
私がみなさまにお伝えしたいことはただ一つでございます。
ほんますんまへん。
さあ今週はどっかのだれかが書いたブログをお楽しみください。
「ブガッティは想像を遥かに超える品質管理を行っていた」
ブガッティがついに少量限定モデル「ディーヴォ」の納車を開始する、と発表。
ディーヴォはシロンをベースにて限定40台のみが製造され、その価格は邦貨換算で約6億2000万円。
当然ながらすでに完売しており、発表と前後して車両の開発に入り、今回晴れて「顧客へと納車する第一号車が完成」したということになります。
なお、この車両をみるとシートで覆われており、試作車のように見えるものの、実際には「顧客向けのクルマ」なのだそう。
そこで不思議なのがなぜ納車前の顧客向けの新車が公道を走っているのか?ということ。
その理由としては、「ブガッティは一台一台、製造した車を公道にてテストしているから」で、その際にはクルマが傷つかないよう、のべ8平方メートルにもわたるシートで車体がカバーされる、とのこと。
加えてタイヤとホイールにも「テスト用」が装着され、顧客に納車される分はちゃんと別に新品が用意されるようです。
ちなみにランボルギーニも(今はどうかわかりませんが)完成車を一台一台テストしており、しかし自社のテストコースを持たないために「近隣の公道」を走っていたといい、その際には「ちょっとスピードを出しすぎて」警察のお世話になることもしばしばと言われたことも。
ぼくがガヤルドを購入した時期にはまだこのテストを行っていたようで、納車直後にアンダーカバーの内側から小石が出てきた際には「これが実際にロードテストを行った証であり、サンタアガタ・ボロネーゼ(ランボルギーニ本社の所在地)の石か・・・」と灌漑にふけったことを思い出します。
それはさておきブガッティに話を戻すと、このロードテストを担当するのは、完成車の品質管理を担当するスティーブ・ジェニー氏。
車体完成後に同氏へとクルマが手渡され、そこでスティーブ・ジェニー氏はそのブガッティが仕様地向けのスペックをちゃんと持っており法規を満たしているか、そしてエアコンやオーディオ、カーナビゲーションシステム、コントロールパネル、パワーウインドウ等すべての機能が正常に動作するかを実走しながら試すことに。
なお、同氏は(現在の)ブガッティが製造したクルマの95%をテストしており、ヴェイロン、シロン、そしてディーヴォ含めて34万キロもの距離を走行してきた、と語っています。
加えて同氏は「15年前、私はついにブガッティのテストを担当するという、まさに天職を見つけた」と述べていますが、まさに羨ましい限りの仕事だと言えそうですね。
テストにおいてはアルザス(ブガッティの本社所在地)そしてヴォージュ山脈を300kmほど走り、さらにはコルマー空港にて速度やブレーキングもテストされることになるそうですが、その際の印象を(今後の改良に生かせるよう)逐一ボイスレコーダーに記録してゆくのだそう。
テストを終えギアオイル、ホイールとタイヤ、アンダーボディを新品に交換したのち、車両はさらに1時間をかけて50キロを走行し、6時間にもわたる塗装チェックを受け、そこでようやく出荷されることが許される、とのこと。
とんでもない念の入れようではありますが、1500馬力、0-100キロ加速2.4秒という超高性能車だけに、これだけ手間をかけて当然なのかもしれませんね。
ブガッティ・シロン・ピュールスポールとシロン・スーパースポーツ300+はよく似ている?
そしてブガッティは「コーナリングマシン」であるシロン・ピュールスポール、そして「世界最速マシン」たるスーパースポーツ300+との類似性、反対にその相違についてよく理解できる画像を公開。
ピュールスポールは徹底した軽量化とダウンフォースの追求、さらには加速に適したギア比を持つことで「最高速を捨て」コーナリング性能に特化したクルマ。
一方でスーパースポーツ300+は時速480キロという前人未到の最高速記録を打ち立てたハイパーカーであり、こちらはロングテール化によって安定性を追求した仕様を持っています。
どちらも方向性は異なれど「究極」のクルマには違いなく、これらが共通性を持つ大きな理由は「ほぼ同時期に開発されたためにエンジニアリング上の理由で共通性を持たせる必要があった」。
つまりはエアロダイナミクス、冷却等を一緒に開発することで効率化を狙い、ひいては信頼性を高めたのだとも言えそうですね。