タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

ネジ式と全長式とプリロードと乗り心地


みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

さて。来る決戦の日まで残すところ10日となりました。

 

 

みなさまBODYの仕上がりはいかほどでしょうか。

 

 

え?なにがって?

 

 

 

 

 

海の日ですよ!海開きですよ!

 

 

男も女も老も若も海を愛するすべての人にとっての決戦の日ですよ!

 

 

BODYの仕上がりがイマイチな年は上からTシャツを着ることで恥ずかしさを打ち消さねばなりませんからね。

 

 

もちろん私はバッキバキの3PACSですよ。

 

 

縦ミゾはありませんが横ミゾはもうバッキバキです。

 

 

 

 

 

え?今年はコロナウィルスの影響で海開きが軒並み中止?

 

 

 

 

 

な、なんということでしょう。。。

 

 

仕上げに仕上げたこの完璧な3PACSの美BODYをお披露目することができないとは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とっても残念です。

 

 

 

 

 

そして私の美BODYにさぞ期待していたであろう世の女性たちの心中をお察しいたします。

 

 

 

 

 

ともあれ東京五輪も1年延期なわけですから、今か今かと出番を待ち、1年間トレーニンの期間が延びた

 

 

アスリートのように、我々にも1年間という時間ができたとも考えられます。

 

 

 

 

 

今年はBODYの仕上がりがイマイチだった人も、来年に向けてトレーニンすればまだ間に合うはず。

 

 

私も我がBODYに更なる磨きをかけ、来年は5PACSを目指してトレーニンします。

 

 

 

 

 

さあ!気合が入ったので前回の続きをやや力んでお届けいたします。

 

 

 

 

 

前回、バネに ”プリロード” をかければかけるほど、バネの ”反発力” が増すことを解説しました。

 

 

ここで 「ネジ式」 と 「全長式」 それぞれの車高の調整方法をおさらいです。

 

 

まずは 「ネジ式」 から。

スプリングシートを上下させることで車高を調整します。

 

 

言い方を変えればバネの ”プリロード” を調整することで車高が変化します。

 

 

では続いて 「全長式」 の調整方法。

ブラケットの中にショックが入り込むことでサスペンションの全長が短くなり車高が下がります。

 

 

車高を上げるときはこの逆ですね。

 

 

 

 

 

いったんまとめると、

 

 

「ネジ式」 で調整出来るのは ”プリロード” のみ。

 

 

「全長式」 で調整出来るのは ”プリロード” と ”全長” ということになります。

 

 

 

 

 

察しの良い方ならもうお気づきでしょうか。

 

 

そう。つまり ”プリロード” をかけると車高が上がるんです。

 

 

バネの ”反発力” は ”プリロード” をかければかけるほど強くなります。

 

 

そうすると、車体を上に押し上げる力も強くなるため、結果的に車高が上がるというわけですね。

 

 

 

 

 

この作用は ”バネレート” の高いバネほど強く働きます。

 

 

”プリロード” をかけるために必要な力 = ”反発力”

 

 

ですから。

 

 

 

 

 

「ネジ式」 の車高調は、車高を上げれば乗り心地が硬くなり、下げれば柔らかくなる。

 

 

と言っていたのはこういった意味合いがあったのです。

 

 

 

 

 

では 「全長式」 の車高調はどうか。

 

 

結論から言うと 「ネジ式」 と同じです。

 

 

 

 

 

よく 「全長式」 は ”車高を変えても乗り心地が変わらない” と言われますが、これは半分間違いで、

 

 

正しく言い直すとすれば ”乗り心地を変えずに車高を変えることもできる” です。

 

 

 

 

 

一緒でんがな。と言われそうですが。

 

 

要はニュアンスの違いです。

 

 

 

 

 

実は 「全長式」 の車高調でも ”全長” を変えれば ”プリロード” も若干変化します。

 

 

その変化量は ”スプリングシートを直に調整するよりは少ない” ですが ”全く変化しない” わけではありません。

 

 

 

 

 

ですから ”プリロード” が変わると ”乗り心地” も変わるため ”変わらない” という説明は間違いなのです。

 

 

で、 ”乗り心地を変えずに車高を変える” にはどうすればいいのかというと

 

 

 ”全長を変えたらプリロードも変える(スプリングシートの位置を変える)” ということをすればそれが可能になります。

 

 

 

 

 

「全長式」 の場合も、車高を下げれば ”プリロード” は弱くなります。

 

 

大きく車高を下げるとバネが遊んでしまうことがあるので、その場合は ”プリロード” の調整も必要になってきます。

 

 

逆に車高を上げると ”プリロード” がききすぎになるので、和らげるための調整が必要です。

 

 

 

 

 

ここで、 ”プリロードをかければどのくらい車高が上がるのか” という疑問をお持ちになった方もおられると思います。

 

 

がしかし、こればかりは実際にやってみないと分かりません。

 

 

 

 

 

車は ”バネが車体を持ち上げる力” によって車高(バネが落ち着く位置)が決まります。

 

 

これは車重、軸重、バネレート、積載物、乗車人数などによって変化しますから、

 

 

それらを計測して計算するよりも実際にやってみた方が早いです。

 

 

 

 

 

というよりいちいち苦労して全部の重さを量って計算しても、計算通りの車高にはなりません。

 

 

 

 

 

これで ”車高調整” の方法がなんとなくお分かりいただけたと思います。

 

 

が、注意しなければいけないことがあります。

 

 

それは ”プリロード” のことを考えるときに ”ショックのストローク量” を忘れがちということです。

 

 

 

 

 

どういうことかというと、バネがストロークすれば当然ショックもストロークするわけです。

 

 

”プリロード” をかける = 車高が上がる

”プリロード” を和らげる = 車高が下がる

 

 

でしたよね?

 

 

ショックのストロークというのはバネのストロークよりも上限と下限がはっきりしています。

 

 

つまり「これ以上伸びない・これ以上縮まない」というのが分かりやすいとも言えます。

 

 

 

 

 

バネのストロークの下限は線間密着状態、上限は巻きが伸びきってただの棒になる状態ですが、

 

 

普通に車へ装着されてる状態でそうなることは現実的にありえません。(線間密着はセッティング次第でありえますが。)

 

 

 

 

 

ですがショックの底付き(下限)や頭打ち(上限)というのはセッティングをミスれば普通に起こりえます。

 

 

なのでどれだけ ”プリロード” をかけてもショックストロークの上限以上に車高が上がることもなければ

 

 

下限以下に車高が下がるということもありません。

 

 

 

 

 

つまり車高の調整幅というのは ”ショックのストローク量” と ”切られたネジ山の長さ” に依存するということですね。

 

 

 

 

 

そして注意しなければいけないことというのは、 ”バネが遊ぶ” 状態に ”プリロード” をセッティングすると

 

 

”バネが遊んでる分だけショックストロークの上限が減る” ということ。

 

 

つまりショックが底付きしやすくなる。

 

 

上限が減る分ショックの可動域も減るわけですから当然 ”乗り心地” は悪くなります。

 

 

 

 

 

”バネが遊ぶ” ということはバネに車重がかかるまでは、ショックが車重を支える状態なわけですから。

 

 

ショックには ”車重を上に押し返すほどの反発力” はありませんので当然と言えば当然ですよね。

 

 

 

 

 

逆に ”プリロード” をかけすぎるとバネの ”反発力” が強い状態なので

 

 

”ショックがストロークする際の初期応答性が悪くなる” となります。

 

 

これも当然 ”乗り心地” が悪くなるというのは想像するに容易いと思います。

 

 

 

 

 

ショックがストロークし始めるためには、まずはバネが縮まらないといけません。

 

 

”プリロード” がきついと、相応の荷重がかからないとストロークしませんので

 

 

”動きにくい足回り” になるという表現が正しいでしょうか。

 

 

ただしこの場合、勘違いしやすいのが ”ストロークしにくくなる” だけであって ”ストローク量が減る” わけではないということ。

 

 

 

 

 

”プリロード” がきつくなる = ”バネレート” が上がる ではありませんから。

 

 

たとえ鬼のような ”プリロード” にセッティングしていても、バネが縮むために必要十分な荷重がかかれば

 

 

”プリロード” をかけてようがかけていまいが同じところまでストロークします。

 

 

このへんがけっこう混同しやすいところです。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょうか。

 

 

「車高調整」 と一言で言っても奥が深いですよね。

 

 

私も日々勉強&発見の連続です。

 

 

それではまた次回!