タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

足回りのセッティング その2


みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

普段はあまりお休みする事のないパーツワン大阪店ですが、

 

今年のゴールデンウィークは5日間という、世間的には短く、我々的には長い期間お休みをいただきました。

 

 

 

新型コロナウイルスとの闘いにどれだけ貢献できたか分かりませんが、

 

私達ひとりひとりの行動が今後の日本の、ひいては世界の行く末を左右するんだと

 

信じて耐え抜くしかないと感じた5日間でした。

 

 

 

がんばりましょう!

 

 

 

 

 

 

さて。ローダウンの方法からいろいろと脱線してきましたが

 

 

最後に足回りのセッティングの話をして元の話に戻しますので

 

 

もうしばらくお付き合い下さいませ。

 

 

 

 

 

 

足回りのセッティングといってもさまざまですが、広義では車高やアライメントの調整、

 

 

ホイールのオフセット変更(サイズ変更)、タイヤ交換なども含まれます。

 

 

 

 

 

余談ですが、 「セッティング」 と似た言葉で 「チューニング」 という言葉があります。

 

 

どちらもパーツの交換や調整を行うのは同じですが目的が違い、

 

 

”車の性能を底上げすること” だと私は認識してます。

 

 

英語にすると Tune(調律) up(上げる)

 

 

つまり、(部品を)調整して(性能を)上げるという意味ですよね。

 

 

 

 

 

対して 「セッティング」 というとつまりは仕様変更なので、各パーツの交換や調整を行って

 

 

 ”車の性格を変えること” だという認識をしています。

 

 

 

 

 

なので 「セッティング」 を変えれば ”性格” だけでなく、結果的に ”性能” も上がることはあるでしょうし

 

 

「チューニング」 を行えば ”性格” が変わることもあり得ます。

 

 

ですから、これは「セッティング」、あれは「チューニング」、と明確に分ける必要はないと思います。

 

 

 

 

 

「セッティング」 と 「チューニング」 を総じて 「カスタム」 と呼べばいいと思います。

 

 

賛否両論あると思いますが、あくまでも個人的見解ですので。(笑)

 

 

 

 

 

さてさて。余談はこのくらいにして。

 

 

足回りのセッティングを変更する目的はさまざまですが、運転しやすい車に仕上げるためには

 

 

走る(加速)・曲がる・止まる(減速)がスムーズに行われてこそなので、バネレート(硬さ)と自由長(ストローク量)が重要になってきます。

 

 

 

 

 

なぜ重要かというと、走る・曲がる・止まるをスムーズに行うためには荷重移動がポイントになってくるからです。

 

 

これはシーソーを思い浮かべてもらうとイメージしやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

シーソーはヒザバネの代わりです。

 

 

そしてシーソーの支点になるところの高さ車高で、足の長さバネの自由長足の筋力バネレートといった具合でしょうか。

 

 

シーソーの高さ(車高)が高くなると、それにあわせて足も長くないと

 

 

地面に足が着きません(バネが遊んでる状態と同じ)。

 

上のかわいらしいイラストをご覧ください。ほんとうにかわいらしいですね。

 

 

男の子が「フロント」、女の子が「リア」だとしましょう。

 

 

男の子の筋力は貧弱で(フロントのバネが柔らかい)、女の子の筋力がムキムキ(リアのバネが硬い)とすると

 

 

シーソー(車)の荷重はリアには移動しにくくなります。

 

 

 

 

 

なにせ女の子は筋力を鍛えに鍛え、鋼の肉体を手にしていますから、シーソーを蹴る力が非常に強く(バネレートが硬い)、

 

 

自他ともに認める負けず嫌いで、男の子と勝負して勝つことに至上の喜びを感じるタイプであり、

 

 

座右の銘は「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす」というそんな彼女(という設定)なので、

 

 

少しでも女の子側(リア)にシーソーが傾こうもんならすぐに跳ね返してしまいます。

 

 

 

 

 

それに比べて男の子(フロント)の筋力は貧弱なので(バネレートが柔らかい)、押し返す力が弱く、

 

 

結果的に男の子側(フロント)に荷重がかかりやすくなります。

 

 

 

 

 

ちなみに押し返す力が弱すぎ(バネレートが柔らかすぎ)たり、足が短すぎたり(ストローク量が足りない)するとシーソーが地面に接触してしまい

 

 

ゴツン!という衝撃がおしりに加わります。

 

 

これがまさしく線間密着(バネの隙間がなくなり縮みきった状態)やバンプタッチと同じ状態ですね。

 

 

 

 

 

で、FF車で フロント柔 リア硬 のセッティングだと、ブレーキを踏んだ時にスムーズに前へ荷重移動できるので

 

 

ハンドルを切った時にスムーズに曲がることができます。

 

 

そしてブレーキを離しアクセルを踏むと荷重は後ろへ移動しますが、

 

 

この時リアに移動した荷重がフロントへ素早く戻るので、

 

 

フロントタイヤのトラクション(地面を蹴って前へ進もうとする力)が充分にかかり、スムーズな加速を行うことができます。

 

 

 

 

 

FR車の場合はこの逆で、スムーズな加速をするためには、駆動している後輪へ荷重がかかっている方がいいので

 

 

バネレートは フロント硬 リア柔 のほうが好ましいです。

 

 

 

 

 

このような考え方を基に、バネだけではなくダンパーやアーム類などもろもろの部品を

 

 

「こうしたらああなるからもう少しこうしよう」 とか 「ああいう動きにするためにこの部品をこうする」 などテストにテストを重ねて

 

 

はじき出した最適なセッティングというのが純正の足回りだったり、レース用車輌の足回りだったりするわけです。

 

 

 

 

 

いかがだったでしょう。セッティングの奥深さが伝わりましたでしょうか。

 

 

公道を走るスピードであっても、加減速時の荷重移動や、曲がる時のロールの感覚などを

 

 

感じながらドライブしてみると、より一層運転が楽しくなるのではないでしょうか。

 

 

それではまた来週。