タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

アンダーとかオーバーとかステアの話 その4


みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

本日は特に前置きなしでサクサククリスピーに進めていきます。

 

 

 

~FR(後輪駆動)車の場合~

 

FF(前輪駆動)車とは逆に 「オーバーステア」 の特性を持っているのがこのタイプです。

 

 

※FF車の時と同様、操作方法は同じ条件で

 

①コーナー侵入前/ブレーキ操作 → ②コーナー前半/ハンドル操作(回す)

 

 → ③コーナー後半/ハンドル操作(戻す)・アクセル操作(弱) → ④コーナー脱出/アクセル操作(強) 

 

という流れとします。

 

 

 

 

 

まずの操作で前荷重を作って曲がるというところまではFF車と変わりません。

 

 

しかしのアクセル操作の時、FF車と違い後輪が駆動します。

 

 

つまり後輪のグリップ力は前に進むための縦方向に使われる割合が多くなります。

 

 

FR車の場合、曲がるときに使われるグリップ力の割合のイメージは

 

 

前輪のグリップ [縦 10% 横 90%]

 

後輪のグリップ [縦 90% 横 10%]

 

 

というような感じなので、後輪は横G(遠心力)に対する踏ん張りが利きにくい状態です。

 

 

緩やかなアクセル操作なら 「オーバーステア」 が発生するような挙動にはなりませんが、

 

 

急なアクセル操作をすると縦方向でグリップを使い切ってしまい、

 

 

横方向のグリップは簡単に限界を超えてしまいます。

 

 

 

 

 

そうすると後輪は横Gに引っ張られてスライドしてしまい 「オーバーステア」 になりやすいというわけです。

 

 

この 「オーバーステア」 の状態をうまくコントロールできればドリフトになりますが

 

 

操作を誤るとスピンしてしまいます。

 

 

 

 

 

さらにいうと、この 「オーバーステア」 は限界走行時に起こるものです。

 

 

簡単にいうならばコーナー侵入時にオーバースピードだということです。

 

 

オーバースピードからフルブレーキで減速を行うと、中低速域からのブレーキングよりも

 

 

前に移動する荷重が大きくなります。するとどうなるか。

 

 

停車時の全荷重を 100% とし、荷重分配率を均等とするならば

 

 

全輪 [25%] ずつとなりますが

 

 

この荷重分配が、右旋回時になると

 

 

左前 [50%] 右前 [30%]

 

左後 [15%] 右後 [5%]

 

 

のような状態になります。

 

 

 

 

 

そしてタイヤのグリップ力の限界値が 100% 

 

 

進む/曲がるために必要なグリップ力の最低ラインが 50% とすると

 

 

前輪のグリップ [縦 10% 横 90%]

 

後輪のグリップ [縦 90% 横 10%]

 

 

だったものが、先述の荷重分配のように、オーバースピードからのフルブレーキ+右旋回となると

 

 

後輪には荷重がほとんど乗っていませんから、後輪のグリップ力の限界値は 60% ほどに下がります。

 

 

そして速度が上がれば上がるほど、

 

 

進む/曲がるために必要なグリップ力 50% は 60% → 70% → 80% と増えていきます。

 

 

そうするとFR車がオーバースピードで曲がるときに使われるタイヤのグリップは

 

 

前輪のグリップ [縦 10% 横 90%](限界値 100% 必要値 80%)

 

後輪のグリップ [縦 90% 横 10%](限界値 60% 必要値 80%

 

 

となるので、後輪が前に進むために必要な縦のグリップは限界値を超え、

 

 

後輪が曲がるために必要な横のグリップはそもそも足りておらず、

 

 

前輪が曲がるための横のグリップだけが足りているような状態になります。

 

 

 

 

 

この状態だと、後輪が空転しながら横へスライドする格好となり、

 

 

結果 「オーバーステア」 となりやすいわけです。

 

 

 

 

 

・・・。

 

 

えー。

 

 

もともと何の解説をしようとしていたのか、もはや真実は闇の中ですが

 

 

次回はここまで解説した 「アンダーステア」 「オーバーステア」 の特性を和らげる足回りのセッティングとは

 

 

どんなもんやこんなもんやという内容でお送りしたいと思います。

 

 

 

 

 

追記

 

 

解説に使用した数字はあくまでもイメージなので具体的な数値を表したものではありません。

 

 

あしからずご了承くださいませ。