タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

アンダーとかオーバーとかステアの話


みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

前回は、すごく急な終わり方をしてしまいましたが、途中で書くのがめんどくさくなったとかでは

 

 

断じてありませんのでご容赦くださいませ。

 

 

下腹部に急な大波が来た。とだけお伝えしておきます。

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

結構な尺を使って ”ダウンサス” の話から逸れていって、

 

 

”バネレート” やら ”自由長” やら ”ダウンフォース” の話まで脱線していき、

 

 

あげくの果ては、 ”アンダーステア” とか ”オーバーステア” の話にまで飛躍させようとしております。

 

 

 

 

しかしこれもサスペンションのセッティングと深い関わりがあるので、よかったら最後まで読んでやってください。

(途中で読み飽きても、目と目の間を指でぎゅーっとつまんだら不思議と最後まで読めます。)

 

 

 

 

 

まず車の挙動について。

 

 

車の挙動には、

 

 

基本挙動の「停止」「加速」「減速」「等速」

回転挙動の「ピッチング」「ローリング」「ヨーイング」

 

 

があります。

 

 

 

 

 

基本挙動のうち、「停止」「等速」の状態では、荷重は前後左右均等にかかります。(水平な場所では。)

 

 

「加速」状態では荷重は後ろへ、「減速」状態では前へ移動します。

 

 

 

 

 

そして回転挙動はというと、、、

 

 

こちらはイラストの方が分かりやすいかもしれません。

 

 

ざっとこんな感じです。

 

 

「ピッチ」の挙動はそのまま「加速」「減速」の挙動です。

 

 

「ロール」は旋回時などのステアリング操作や路面の傾き、横風などで発生する挙動です。

 

 

そして「ヨー」の動きというのがまさに「アンダーステア」「オーバーステア」という特性に結びつきます。

 

 

 

 

 

細かく説明しだすと読む気も失せるほど小難しい内容になりますので、なるべく簡単に説明します。

 

 

 

 

本来の軌道(走行)ラインを「ニュートラルステア」といいますが、

 

 

これに対して、外側へ脹らむ軌道になり思ったよりも曲がらないのが「アンダーステア」

 

 

内側へ巻き込む軌道になり思ったよりも曲がりすぎるのが「オーバーステア」といいます。

 

 

「ヨー」とはつまり、車の旋回する動きですから、

 

 

「ヨーイング」が弱いと「アンダーステア」、強いと「オーバーステア」になるとも捉えることが出来ます。

 

 

ちなみに、コーナリング前半は「アンダーステア」で後半に「オーバーステア」になる特性を「リバースステア」といいます。

 

 

 

 

 

で、この「アンダーステア」の特性が強いのか、「オーバーステア」の特性が強いのかというのは

 

 

実は、設計の段階で決まっています。

 

 

なのでセッティングだけで「アンダーステア」特性の車を「オーバーステア」特性へ変えるということは基本的にはできません。

 

 

というよりもほとんどの市販車は弱い「アンダーステア」になるように設計されています。

 

 

 

 

 

というのも「オーバーステア」は曲がりすぎる特性ですから、操作を誤るとスピンしてしまう可能性があります。

 

 

この「オーバーステア」の特性をうまくコントロールしてコーナリングをするドライビングテクニックを「ドリフト」といいますが

 

 

これは、コーナーへの侵入スピードや角度、アクセル・ブレーキ・ステアリング操作の絶妙なバランスをとれる運転技術があってこそ

 

 

実現可能なテクニックなので、市販車にこういった特性をもたせると危険ですし運転もしにくいです。

 

 

 

 

それに比べて弱い「アンダーステア」にしておけば、スピードを落とすだけで(ほとんどの場合)

 

 

本来の軌道ラインへ修正することが容易ですから、一般のドライバーにはこちらの方が運転しやすいですし

 

 

なによりも安全ですから、こういった設計の市販車が多いということです。

 

 

 

 

 

設計の段階でどちらの特性が強いのかが決まるわけですが、足回りのセッティングである程度

 

 

この特性を和らげたり活かしたりして、より速くより運転しやすくすることができます。

 

 

が、その方法はまた次回ご紹介します。

 

 

 

 

ここまで解説しておいて恐縮ですが、よほどスピードを出さない限り

 

 

一般道でこの「アンダーステア」「オーバーステア」を実感する事はほぼないので

 

 

あくまでも「そんなんあるんや~」くらいの感じで読んでいただければと思います。(笑)