
足回りのセッティング
みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを
ご覧いただきありがとうございます。
「あ、そうだ。ローダウンしよう。」と、
京都へ行くような感覚で愛車をローダウンする方々が
ここ20年くらいの間で急増している気がしますね。
若者の車離れ、いとかなし。なんて世間では言われてたりしますが
パーツワンのお客様や私のまわりにはまだまだ、「クルマ愛」に溢れ、もっと愛車をカッコよくしたい!と
カスタムを嗜む「カスタム野郎」たちがたくさんいらっしゃいます。
・・・。
親しみを込めて「野郎」と言いましたが、お客様に対して使うには日本語が不適切でした。
訂正してお詫び申し上げます。
改めて。
パーツワンをご利用いただいている「カスタム様」は
50~60代の「オトナカスタム様」や30~40代の「ミドルカスタム様」はもちろんのこと
10~20代の「フレッシュカスタム様」もたくさんいらっしゃるので非常に喜ばしい限りです。
世間では「車が好きな若者なんてごく一部だろ。」なんてことをツイートする紳士淑女が多いことかと思いますが、
我々からすれば「車離れの若者」の方がごく一部なんじゃないか。と勝手に思っております。
え~。
前置きが長くなりました。
前置きが長くなりすぎたのかもしれません。
というわけで。
前回、足回りのセッティングはプロでも難しいと軽く言いましたが、どう難しいのか。
アレがそうなるとこうなる的なアレで、そのへんのアレをなるべく分かりやすくアレしたいと思いますのでご覧アレ。
まず第一に ”ローダウン” も足回りのセッティングの内の一つです。
車高を下げることで重心が下がり、走行が安定します。
なので、高速域でのコーナリングや車線変更、横風の影響でのふらつきが軽減します。
(軽減するだけで無くなるわけではありません。)
他にも重心が下がることで車の挙動の内 「ピッチ」 と 「ロール」 が抑えられるので
加減速、もしくは旋回時の荷重移動の量が減り、機敏な走行が出来るようになります。
そして ”ローダウン” の一番の恩恵といえば 「ダウンフォース」 がゲットできることではないでしょうか。
なんでも売ってるあのアマゾンでも、さすがに 「ダウンフォース」 は売ってませんから
車高を下げるだけでそれがお得にゲット出来てしまうというから驚きです。
まあ、 「ダウンフォース」 ってなんやねん。なんやねん 「ダウンフォース」 って。
と、変にメスを入れてしまうとまたハナシが脱線するので、別の機会にブログのネタにすることにします。
(紹介もせーへんのにむっちゃ 「ダウンフォース」 って言うやん!というツッコミはなしでお願いします。
とりあえず 「ダウンフォース」が~。 と言っておけばプロっぽいかなと思ったわけでもありません。)
なんにせよ、この 「ダウンフォース」 がもたらす恩恵というとソレはもうすんごいので、車がめちゃ速くなります。
ブログ書きながら、なんの話か分からなくなる瞬間というのがたまーにありますが
今がまさにその状態です。
この状態になるといたずらに文字数と行間スペースだけが増えていくので、我ながら困ったもんです。
あ、そうそう。
サスペンションのセッティングの話でした。
サスペンションの仕事は「緩和」と「伝達」です。
路面から受ける衝撃を「緩和」し、挙動によって発生する荷重を前後左右にスムーズに「伝達(移動)」させて
車を快適で操縦しやすいものにしています。
サスペンションの無い車を運転しようもんなら、おケツが何個あっても足りませんし
高速域から急ブレーキを踏めば体操選手よろしく、前方宙返りをぶちかますことでしょう。
そんな大事なサスペンションを走行シーンに合った適切なセッティングにすれば
その車の性能は遺憾なく発揮されます。
サスペンションの仕事の内、「緩和」性能を高めるセッティングにすれば、タウンユースでの快適性が得られますし、
(純正のセッティングがまさにこれです。)
「伝達」性能を高めるセッティングにすればサーキットでの運動性能は格段に上がります。
では具体的にどこをどうすればどうなるのかはまた次回。
