タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

エンジンオイル いろいろな規格 その2


みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

早咲きの梅の花もちらほらと見かけ、

 

土手の枯れ草の中にも青い芽が見え始め、

 

雪解けの水もようやくぬるみ始める頃、

 

とみせかけて立春とは名ばかりの残寒厳しい今日この頃、

 

とはいうものの春の気配がもうそこまできているような、

 

春の足音が聞こえるか聞こえないかと耳をすませば

 

春一番が厳しく体を凍えさせ、まだまだ冬の終わりが遠い気にもなり

 

「春野菜の天ぷら」がおいしい時期ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

そして皆様が心に想うおいしい春野菜はなんでしょうか。

 

やはり菜の花でしょうか。

 

 

 

 

5月上旬ごろから見ごろを迎える菜の花。

 

 

 

 

一面に咲き乱れるその様は、黄色い絨毯

 

よく例えられますが本当にきれいですよね。

 

 

 

 

青い空と麦わら帽子、

 

白いワンピースに黄色い菜の花畑が非常にフォトジェニックではありますが

 

いざ訪れてみると、「絨毯」というには少々背が高く

 

ふぁさ~っと気持ちよく寝転がれるスペースは皆無、そして虫が多い。

 

 

 

 

5月ごろに訪れれば「観光客」ですが、

 

今の時期にフライングで訪れたとたん「お野菜泥棒」と間違われます。

 

 

 

 

そんな菜の花。

 

やはり見るより食う方が私は好きです。

 

 

 

 

 

 

さて。

 

 

 

 

 

 

それでは天ぷらを食べながらで結構ですので

 

前回のつづきをお読みください。

 

 

 

 

 

 

~「API/ILSAC」規格~

 

「SAE」規格 が ”粘度” でクラス分けした規格であるのに対し、

 

この規格はエンジンオイルの ”性能” でグレード分けしたものになります。

 

概要はざっと以下の通り。

 

 

 

<ガソリンエンジン車規格>

「SA」 ・・・ 運転条件がゆるやかなエンジンに使用可で、添加物を含んでいない純鉱物油のベースオイル。

 

 

 

「SB」 ・・・ 最低減の添加剤を配合したオイルで、かじり防止・酸化安定性の機能が改善されている。

 

 

 

「SC」 ・・・ 1964~67年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、

デポジット防止性・磨耗防止性・サビ止め性腐食防止性が備わっている。

 

 

 

「SD」 ・・・ 1968~71年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、「SC」より高い品質レベルを備えている。

 

 

 

「SE」 ・・・ 1972~79年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち、「SD」より高い品質レベルを備えている。

 

 

 

「SF」 ・・・ 1980年型以降の車に適応。酸化、高温デポジット(堆積物)、

低温デポジット、サビ、腐食に対する優れた防止性能を発揮。

 

 

 

「SG」 ・・・ 1989年型以降の車に適応。「SF」の性能に加え、

動弁系の耐摩耗性と酸化安定性が要求され、エンジン本体の長寿命化を果たす性能がある。

 

 

 

「SH/GF‐1」 ・・・ 1993年型以降の車に対応。「SG」の性能に加え、スラッジ防止性、高温洗浄性に優れる。

 

 

 

「SJ/GF‐2」 ・・・ 1996年型以降の車に適応。「SH」の性能を向上。さらに蒸発性、せん断安定性に優れる。

 

 

 

「SL/GF‐3」 ・・・ 2001年度制定。「SJ」に比べ、省燃費性の向上(CO2の削減)

・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。

 

 

 

「SM/GF‐4」 ・・・ 2004年制定。「SL」に比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。

 

 

 

「SN/GF‐5」 ・・・ 2010年制定。「SM」に比べて、省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。

 

 

 

 

 

「SA」~「SN」 と表示された規格が 「API」規格

 

「GF‐1」~「GF‐5」 と表示された規格が 「ILSAC」規格

 

です。

 

 

 

 

「SN/GF‐5」としていますが、

 

両者はほぼ同じ内容の規格です。

 

 

 

「API」の認証を受けたオイルは容器にシンボルとして

 

「ドーナツマーク」を表示する事ができます。

 

 

 

「RESOURCE CONSERVING」と表記されたオイルは

 

高い省燃費性能を有することを表しています。

 

 

 

 

 

「GF‐5」規格を取得した、より高い省燃費性能を発揮するエンジンオイルには

「スターバーストマーク」が表示されています。

 

 

「ILSAC」 は 「API」 の審査項目に省燃費性能を付加した規格となっており、

 

粘度グレード「30」までが対象となります。

 

そのため「5W-40」「0W-40」等のエンジンオイルは

 

「ILSAC」規格を取得することはできません。

 

 

 

 

<ディーゼルエンジン車規格>

「CA」 ・・・ 良質な燃料を使用した軽度から中程度条件のディーゼルとガソリンエンジン用。

軸受腐食防止性、高温デポジット防止性が必要される。摩耗防止性とデポジット防止性は要求されない。

 

 

 

「CB」 ・・・ 軽度から中程度条件のディーゼルエンジン用だが、低質燃料使用時の摩耗とデポジット防止性を必要とする。

高硫黄分燃料使用時の軸受腐食防止性と高温デポジット防止性も要求される。

 

 

 

「CC」 ・・・ 軽度過給ディーゼルエンジンの中程度から過酷運転条件用。高荷重運転のガソリンエンジンにも使われる。

軽度過給ディーゼルでの高温デポジット防止性、ガソリンエンジンでのさび止め性、腐食防止性と低温デポジット防止性が必要。

 

 

 

「CD」 ・・・ 高速高出力運転で高度の摩耗およびデポジット防止性を要求する過給ディーゼルエンジン用。

広範な品質の燃料を使用する過給ディーゼルを満足させる軸受腐食防止性および高温デポジット防止性が要求される。

1995年末で規格廃止。

 

 

 

「CE」 ・・・ 1983年以降製造のヘビーデューティーの過給ディーゼルエンジンで

低速高荷重と高速高荷重とで運転するものの両方に用いる。

CDよりさらにオイル消費性能、デポジット防止性とスラッジ分散性能を向上させたもの。1995年末で規格廃止。

 

 

 

「CF」 ・・・ オフロード(オフハイウェイ)で使用される間接噴射式の建設機械や農業用のディーゼルエンジン用。

「CD」に替わるものとして開発され、「CD」以上の性能を発揮する。

 

 

 

「CF‐4」 ・・・ 品質は「CE」に準ずるが、高速エンジン試験が追加されたことにより高速・高負荷に耐えるオイル。

「CE」に比べ熱安定性、オイル消費防止性、ピストンデポジット抑制力が改善された。

NA、ターボどちらでも高性能を発揮しなければならない。

 

 

 

「CG‐4」 ・・・ 1995年より制定された過負荷・高速エンジン用。品質的には「CF‐4」を基本とし、

硫黄分の少ない軽油に対応したオイル。排ガス対策用のオイルである。

高温ピストンデポジット、腐蝕、気泡、酸化、スス堆積を効果的に抑制する。

 

 

 

「CH‐4」 ・・・ 1998年12月より導入の規格。過負荷・高速エンジン用。

品質的には「CG‐4」を上回る耐摩耗性、粘度低下防止性、泡立ち防止性の向上、

オイル消費量の改善や非鉄金属に与える影響が改善された。「CG‐4」と同様に排ガス対策用のオイル。

 

 

 

「CI‐4」 ・・・ 2002年9月より導入された規格。厳しい熱・酸化安定性が要求され、

EGRと煤を増加させたエンジン試験が大幅に導入された。

オイルシールに使用されるゴム素材との適合性も厳しくチェックされ、オイルのロングライフ性も要求される。環境配慮型のオイル。

 

 

 

「CJ‐4」 ・・・ 2006年より導入された今現在最新の規格。排気後処理装置に対する適合性を付与。

 

 

 

 

 

「CA」~「CJ‐4」 と表示された規格は 「API」 のディーゼルエンジン車用の規格です。

 

 

 

 

 

 

 

恐らくこのブログをお読みいただいている方の内、

 

10名中11名の方は目がチカチカされている事かと思いますが

(内1人は私です。)

 

アイボンを片手にもう少しだけお付き合い下さい。。。

 

 

 

 

 

この「API/ILSAC」規格は性能をクラス分けする際の

 

審査項目や試験方法が複雑なのでひとつひとつ理解する必要はないです。

 

 

 

 

おおまかにアルファベットが後ろになるほど

 

高性能なんだということだけ分かれば十分でしょう。

 

 

 

 

というより私自身もこの規格の全ての事を知っているわけではないので

 

逆に解説して欲しいぐらいです。

 

 

 

 

 

~「JASO」規格~

 

この規格は主に3パターンあります。

 

 

① 「2サイクルガソリン機関用潤滑油」向けの規格

・・・ 二輪自動車(2スト)、船舶(船外機、船内機)、汎用機(芝刈り機、チェーンソー、発電機)

 

 

② 「4サイクルガソリン機関の二輪自動車用潤滑油」向けの規格

・・・ 二輪自動車(4スト)

 

 

③ 「4サイクルディーゼル機関の四輪自動車用潤滑油」向けの規格

・・・ ディーゼルエンジン車、バス、トラック

 

 

となっています。

 

 

今回は ③ について解説します。

 

 

 

 

「JASO」 のディーゼル規格には今現在、

 

「DH‐1」 「DH‐2」 「DH‐2F」 「DL‐1」 「DL‐0」

 

の5種類があります。

 

 

 

 

 

 

 

「DH‐1」 ・・・ バスやトラックなどの大型車両(DPF非装着)用の規格です。

「API」の「CF」に相当する性能を有します。

(※DPFとはディーゼル微粒子捕集フィルターといい、ディーゼルエンジンの

排気ガス中の粒子状物質を漉し取り軽減させるフィルターです。

トラック・バス・トラクターなどのマフラーなどに装着します。

使い続けるとフィルターが目詰まりを起こして機能が低下するため、

ヒーターなどで燃焼再生させるセルフクリーニング機能が付加されている場合もあります。)

 

 

 

「DH‐2」 ・・・ 「DH‐1」同様、バスやトラックなどの大型車両用の規格になります。

「API」の「CF‐4」に相当する性能を有します。

 

 

 

「DH‐2F」 ・・・ 省燃費仕様の「DH‐2」規格。基本は「DH‐2」と変わりませんが、

従来のDH規格では要求されていなかった、省燃費性の規定が追加されたものです。

 

 

 

「DL‐1」 ・・・ ディーゼルエンジンの中でも乗用車(DPF装着)向けの規格です。トラックやバスと乗用車では、

エンジン耐久性、オイル交換距離、省燃費性など、エンジンオイルへの要求レベルが異なることから種別が分けられました。

 

 

 

「DL‐0」 ・・・ 排ガス規制が緩く、DPF装着などが要求されない、品質の低い燃料(高硫黄軽油など)が主流の

途上国や新興国において、日本自動車工業会に加盟するメーカーの多くはディーゼル乗用車に「CF‐4」規格を推奨しています。

しかし「CF‐4」は2008年で認証取得は終了、「API」において既に廃番扱いとなっています。

高硫黄な燃料に対しては「DH‐1」で対応可能ではありますが、

「DH」は前提としてトラックやバスなどの大型車を対象とした規格であり、

乗用車向けとなる「DL」規格は導入当初の「DL‐1」の時点で低灰分仕様となっていたため

高硫黄燃料に対応した非DPF乗用車用ディーゼルオイルは「JASO」には存在しませんでした。

このためポスト「CF‐4」となりえる認証を伴った乗用車ディーゼルオイル(DL規格)の必要性が高まっていました。

そこでこれに対応する新たに制定された規格が「DL‐0」になります。

 

 

 

 

 

 

~「ACEA」規格~

 

この規格についての解説はまた次回!

 

(長くなります。)