タイヤ屋ブログ(スタッフブログ)

エンジンオイル 粘度って何? その3


みなさまいつもパーツワン大阪店

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

2020年。

 

国民誰しもが待ち望んだ今年最大のビッグイベントといえば、

 

なんといっても、

 

夏ごろにみられる、アノ祭典。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部分日食ではないでしょうか。

 

しかも全国でみられるのだとか。

 

 

 

 

ただの「日食」ならともかく。

 

「部分」とつくと、より一層スペシャル感がでますね。

 

 

 

 

21世紀の100年間でわずか77回しかみられない

 

超希少現象ですから日食マニアの「ニッショカー」にとっては

 

外せないイベントであることは言うまでもありません。

 

 

 

 

今年の夏ごろに世界各地から

 

観光客やらアスリートやらが日本に集結するという

 

情報をキャッチしていますから、注目度の高さが伺えます。

 

 

 

 

しかし地球規模の一大イベントとはいえ

 

「部分日食」を見るためになぜアスリート達

 

集まるのかはいささか疑問です。

 

 

 

 

 

 

練習せーよ。

 

 

 

 

 

てか前置きなげーよ。

 

 

 

 

さて。(笑)

 

それでは前回の続きに参りましょう。

 

 

 

エンジンオイルの ”SAE粘度”

 

0W-20 とか 10W-30 などですね。

 

 

 

「〇〇W」は外気温が何℃まで使えるかをクラス分けしたもの。

 

というのは前回ご紹介しました。

 

では後ろの「‐〇〇」は何を表すものでしょうか。

 

 

 

前々回、「〇〇W‐40」ならば

 

外気温約40~50℃まで使えますよということで解説しましたが、

 

実はこの解説では不十分なのです。

 

 

 

実際、外気温50℃というのは稀ではありますが

 

油温はこれ以上の温度になります。

 

 

 

油温が外気温以下になることはありませんが

 

外気温以上になることはザラにあります。

 

 

 

なので「‐〇〇」の部分をクラス分けするには

 

外気温だけではない別の要素もあるということです。

 

 

 

そこで登場するのが ”動粘度” という値です。

 

ややこしいですが ”粘度” と ”動粘度” は別物です。

 

 

 

 ”粘度” というのは流体(水とか油とか)の中で物体が

 

動きやすいかどうかを表した指数です。

 

「どろどろ」とか「さらさら」という表現をしますよね。

 

つまり粘り気です。

 

 

 

例えば、

 

水」のかき混ぜやすさと

 

「水あめ」のかき混ぜやすさは違いますよね。

 

 

 

 

 ”粘度” に表すと

 

水=1

 

水あめ=200

 

といった感じの表現になります。

(数値はテキトーです。)

 

 

 

そして ”粘度” は温度によって変化するので

 

各温度で測定する必要があります。

 

 

 

一方、 ”動粘度” は流体自体の動きにくさのことです。

 

動粘度 = 粘度 ÷ 密度

 

という式で求められる値になります。

 

 

 

同じ ”粘度” でも ”密度” が異なれば

 

 ”動粘度” (動きにくさ)も変わってくるということですね。

 

 

 

例えば、

 

細いストローで飲むミルクティー

 

太いストローで飲むミルクティーでは

 

飲みやすさが違いますよね。

 

 

 

これはストローの ”密度” が変化したためです。

 

決してストローが細くてタピオカが詰まったからではありません。

 

 

 

 

細いストロー=密度が高い

 

太いストロー=密度が低い

 

 

 

 

となるので、同じ ”粘度” なら

 

 

 

 

密度が高い=動粘度の値が低い

 

密度が低い=動粘度の値が高い

 

 

 

ということになります。

 

 

 

逆に、 ”密度” が同じなら

 

 

 

 

粘度が高い=動粘度の値も高い

 

粘度が低い=動粘度の値も低い

 

 

 

 

ということです。

 

 

 

 ”動粘度” は流体自体の動きにくさですから

 

エンジンオイルに置き換えると、

 

 ”密度” = エンジン内のクリアランス(隙間)

 

が同じ条件であれば

 

 

 

 

動粘度の値が高い=油膜を保持する能力が高い

 

動粘度の値が低い=油膜を保持する能力が低い

 

 

 

となるわけですね。

 

 

 

 

 ”動粘度” の測定はこのストローの実験と似た方法で

 

行われるので、ストローに例えた私は「天才」ということになります。

 

 

 

 

 

ちなみに ”動粘度” は 40℃の時と100℃の時で測定されます。

 

 

もうお分かりですね?

 

この表はシングルグレード用の表なので

 

参考になるかはわかりませんが

 

上表で解説すると、

 

100℃の時の動粘度が 5.6~9.3 だと ”SAE粘度” は

 

「20」ですよ、というようにクラス分けされるということです。

 

 

 

 

そして ”密度” が変わると ”動粘度” も変化するので

 

ピストンやシリンダーが摩耗してきて

 

エンジン内のクリアランスが広がった車(古い車や過走行車)は

 

 ”粘度” を上げる必要がある

 

というのはこういった部分のことを言っていたんですね~。

 

 

 

 

ここまでエンジンオイルに対して理解が深まると

 

もう作れそうな気がしてきますね。

 

 

 

しかしそれは 喝!です。

 

 

 

まだまだエンジンオイルを作るには

 

要素が不十分なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということでまた次回!(笑)