
静かなタイヤ その2
みなさまいつもパーツワン大阪店の
ブログをご覧いただきありがとうございます!
前回はタイヤが発する3種類の ”音”
についての内容でしたが、
あえなく途中でギブアップしてしまいました。
ようやく思考力が回復したので
続きを綴っていこうと思います。
前回同様、 ”静粛性” に的を絞って
タイヤ選びの参考となるようにご紹介していきます。
①・・・ロードノイズの少ないタイヤ
ロードノイズを低減させるにはどうすればよいか。
タイヤメーカー各社はその課題に
日夜取り組んでいるわけですが。
実をいうと、根本的な答えに関しては
すでに出ています。
その答えは ”タイヤのゴム質をやわらかくする” こと。
つまり、やわらかいタイヤをチョイスすれば
ロードノイズの少ない ”静粛性” が期待できるということですね。
しかし、ゴム質をやわらかくする=摩耗が早い
となり、当然転がり抵抗が増し、燃費も悪化します。
そうならないために ”シリカ” とよばれるケイ素を
天然ゴムに混ぜることによって
柔らかい+摩耗しにくい+転がり抵抗を減らす+グリップ力が増す
という一石何鳥もの効果を得ているんですね~。
さりとて、この ”シリカ” と呼ばれる物質。
非常に高価なのがネック。
タイヤには ”カーボンブラック” という炭素が
混ぜられていることは周知の事実だと思いますが
これも ”シリカ” と同じような効果が得られます。
一昔前まではこの ”カーボンブラック” が
タイヤの補強材としては主流でした。
がしかし、時代の変化に伴い、タイヤへのニーズが
[強度]から[静粛性]へとシフトしていったことにより
”シリカ” の配合割合の方が多くなっていったという事でしょう。
さらに ”シリカ” という物質は
”ゴムと均一に混ぜて成形する” ということが
大変難しく、添加剤を開発するなどして
そういった面もカバーしているようです。
兎にも角にも、この ”シリカ” を贅沢に使ったのが
[ブリヂストン REGNO]や[ダンロップ VEURO] 、
[ヨコハマ ADVAN dB] 、 [ミシュラン Primacy4]
といった高級と称されるタイヤたちなのです。
他にもサイドウォールやショルダー部分の
カットに工夫を凝らしたり、
タイヤの層の中にノイズ吸収シートを挟むことで
ベルト部分の振動を抑えたり。
さまざまなロードノイズ対策がなされているんですね~。
そりゃー高っけえわけだ。(納得)
いかんですね。
言葉選びが雑になってきてしまっているので
今回はこのへんで
いったんエスケープです。