走行中にタイヤが突然バースト、身に覚えないキズの修理代請求も…格安レンタカーでトラブル多発


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行楽や出張などで多くの人が旅先の足として利用するレンタカー。

訪日外国人の増加もあって、登録台数は急増している。

そんな中、「乗ってから1時間ほどでパンクした」

「身に覚えのないキズの修理代を請求された」といったトラブルも多発。

特に大手の半額近い低料金が売りで、近年増えてきた格安レンタカーでの

トラブルが目立つといい、大手レンタカーなどが加盟する業界団体は

「レンタカーのイメージダウンにつながる」と懸念している。

 

 

 

◆車内はパニック

「生きた心地がしなかった」。

レンタカーで思わぬトラブルに見舞われた

京都府の介護事務所職員の男性(70)が振り返った。

 

 

4月1日、男性は家族10人とともに

愛媛県内の格安レンタカー店を訪れた。

ワンボックスカー1台を借り、乗ってきた自家用車と2台に分乗し、

目的地である同県宇和島市に向けて松山自動車道を走行した。

 

 

ところがワンボックスカーを運転していた男性の長男(36)は

約130キロ走った時点で、車が左右に振られるように感じた。

その後、右後輪が突然バースト(破裂)。

「バリバリ」という音で車内はパニックになったが、

幸い道路は直線で、長男は冷静に避難地帯に車を寄せ、

乗っていた7人にけがはなかった。

 

 

「タイヤに溝はあるが、側面にすごいヒビがある。

いつバーストしてもおかしくない。前輪だったら命はなかった」。

駆けつけたロードサービス会社の担当者はこう指摘した。

だが、問い合わせた格安レンタカー店は

「パンクは借り主の責任」と主張して代金の支払いを渋った。

 

 

困惑する男性を見かねたロードサービス会社の

担当者らがレンタカー会社を説得。

他のタイヤも危険と判断し、新品タイヤ4本の

交換代金約3万7千円を男性が一時、立て替え、

車の返却時にレンタカー店が支払うことで決着した。

 

 

ロードサービス会社は

「タイヤはひどく劣化していて、(バーストは)空気圧が原因と思った。

自分で壊したのなら自業自得だが、

普通に走行してバーストしたら店側が負担すべきと考えた」と振り返った。

 

 

岡山県内の別の大手レンタカー店も、

男性が撮影したバーストしたタイヤなどの写真を見せたところ、

こう答えた。「溝があってもこんなにヒビがあったら、

怖くて絶対に貸し出せない。(うちは)タイヤは約2年で交換している」

 

 

さらにタイヤについて

「写真なので正確なことは言えないが」

と断った上で「スリップラインが出ており、

長い期間使われて劣化している印象を受ける」などと指摘した。

 

 

◆相次ぐトラブル

「高速道路で走り出してまもなくパンクし、

タイヤの交換費用を請求された」

「乗ってから1時間ほどでパンクし、

レッカー代や修理代として約4万円を請求された」…。

 

 

国民生活センターにはレンタカーに関する

類似のトラブルの相談が多く寄せられている。

中には、「身に覚えのない車体のキズの修理代として5万円を請求された」

「車内に臭いがついているといわれ、掃除代2万円を請求された」との相談もあった。

 

 

相談や苦情の件数は、

平成18年度の152件から27年度には537件と大幅に増加。

同センターは「格安レンタカーが増加していることを受けて、

相談件数も増えたように感じる」と話す。

 

 

 レンタカー大手が加入する業界団体

「全国レンタカー協会」にも苦情が寄せられているが、

約半数が格安レンタカーなど非会員事業者への苦情という。

同協会は「レンタカーは安心安全が売りの

乗り物なのにイメージダウンになる」と顔をしかめる。

 

 

安く借りられるが格安レンタカーは10年余り前から

出店が目立つようになった新業態。

自動車整備工場やガソリンスタンドなどがサイドビジネスで

営業しているケースが多く、店舗運営コストを削減できる上、

レンタカー大手が最長でも約5年で新車に交換するのに対し、

中古車を使っているため、低価格で車を貸し出せる。

 

 

店舗はフランチャイズ制で、

料金は大手がコンパクトカーで1日7千円程度なのに対し、

格安レンタカーは1日4千円程度と、ほぼ半額だ。

 

 

国土交通省地域交通室によると、

国内のレンタカー事業者数と車両数は毎年増加しており、

過去10年の統計によると平成16年度には

3573事業者17万5462台だったが、

26年度には8216事業者31万5011台と、

2倍近くに増加した。

 

 

全国レンタカー協会は増加の要因を、

訪日外国人が増えているためと分析。

利用目的は観光と、出張などビジネス利用が大半を占めるという。

 

 

利用者増に伴って、レンタカーの事故件数も増加している。

交通事故総合分析センターのまとめでは、

全国の交通事故は95万2191件(16年)から

57万3842件(26年)に大幅に減少。

しかし、レンタカーによる交通事故は6210件(16年)から

6366件(26年)と少し増え、事故全体に占める割合は約2倍になっている。

 

 

◆毎日のように苦情が

格安レンタカーの安全管理はどうなっているのか?

 

 

タイヤのバーストに見舞われた男性によると、

車の返却時、格安レンタカー店側は

「レンタカーの車検は1年に1回。(貸し出した車は)3月に車検から返ってきたばかりだった。

車検会社が(タイヤは)1年保つと判断したと思う」と説明。

さらに、「タイヤは毎回見ていないが、

1週間に1回くらい全車チェックをしている。

空気圧も1週間に1回くらい測っている。

(バーストしたタイヤは)5年ほど前のもの。

タイヤの交換記録はない」と話したという。

 

 

ところが、改めて同店を取材したところ、

店側は「タイヤは毎回見ている。

1週間に1回程度みているのは、タイヤの空気圧だ」と反論した。

 

 

国交省整備課によると、レンタカーは道路運送車両法で、

年1回の車検や半年ごとの定期点検、

運行前の1日1回の日常点検が定められている。

定期点検や日常点検でも、タイヤの溝や亀裂、

空気圧などを調べることを義務付けているが、罰則はない。

 

 

大手レンタカー会社は

「タイヤの溝は法定の1・6ミリを超える3ミリを基準値にしている。

基準値を下回るタイヤは直ちに交換している」と話し、

法定点検以上の独自基準を運用。

タイヤの交換記録も残しているという。

 

 

一方、トラブルのあった愛媛県の格安店も

「日常点検などはやっている」と主張する。

ただ同店が加盟する大手格安レンタカー会社は

「点検項目などのマニュアルはあるが公開できない」とした上で、

「バーストは年間数件ある」

「毎日のように『店員の態度が悪い』などの苦情がきている」などと

トラブルがあることを明かした。

 

 

◆「信用できないなら借りなければいい」

今回のトラブルで、車を貸した格安店は、

男性に対し「タイヤの亀裂は確認している。

それが原因でパンクに至る可能性はゼロではないが、

新品のタイヤでもパンクするケースはたくさんある」と説明。

取材に対しても「100%安全な乗り物なんてない。

信用できないなら借りなければいい」と話した。

 

 

こうした発言について、大手格安レンタカー会社は

「そういう発言があったら、謝罪する。

サービス業としてあるまじき発言だ」と戒める。

 

 

別の大手レンタカー会社も

「安全機能を備えた車を投入するのは、当然のこととして、

機能に頼らず安心安全に乗ってもらうために

努力しているのに…」と驚きを隠さなかった。

 

 

レンタカー事業者の許可や指導は

各地の運輸支局が担っており、

愛媛運輸支局は今回のトラブルに関し

「事案の重要性を認識し、(会社側に)注意し、

点検を指導していきたい」としている。

 

(産経ニュースより引用)

みなさまいつもパーツワン大阪店のブログを
ご覧いただきありがとうございます!
気になるニュースが目に付いたので
当ブログにてご紹介させて頂きました。
被害にあわれた男性は ”バースト”  したと言ってるのに
貸した店側が ”パンク” と言ってるのは
違和感を覚えました。
全然違うのに。。。